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* はじめに | カタカナ語の謎
最近、カタカナが増えてきたと感じるのは私だけでしょうか?
はじめて聞くカタカナがニュースで流れ、理解しないまま進み、主旨はぼんやりしたまま、ということが増えました。この頃の報道には、そんな意味のわからないカタカナで溢れています。
もしそれが、地名、国名、名前ならば、そのまま覚えるしかないと納得できます。
ただカタカナはあくまでも読み方の音で、そのルーツを調べない限り意味はわかりません。
カタカナに「語」をつけたのは、ついていけないほどの早さで増える「カタカナ」が外国語のように思えるからです。英語よりむしろ厄介かもしれません。
Google検索のAI回答
カタカナは、日本語の文字の一つで、主に外来語、擬音語、擬態語、そして強調したい言葉などを表記する際に用いられます。また、漢字の一部を簡略化して作られた文字です。
* M&A (エム・アンド・エー) | きっかけとなったニュース
先日のニュース報道で「我が社は、M&Aしたのです」とおっしゃる中小企業の経営者をお見かけしました。
最初は嬉しそうでしたが、しばらくしてそれが買収だったとわかったそうです。
一番守りたかった従業員の雇用は縮小され、技術は切り売り、そして経営権はなくなりました。がっかりされていたのが忘れられません。
M&A = Merge and Acquisitions(合併と買収)の意。
Google検索のAI回答
M&Aとは、Mergers and Acquisitions(合併と買収)の略で、企業や事業の合併や買収を指します。M&Aは、企業の成長戦略の一環として、事業拡大、経営基盤の強化、事業承継などの目的で実施されます。
- 合併 (Mergers):複数の企業が一つになること。
- 買収 (Acquisitions):一つの企業が他の企業を買うこと
合併したのか買収されたのか、この言葉だけではわかりません。
会社を乗っ取られてしまった後、気づいても”後の祭り”。
なんとなくかっこ良く聞こえる、あいまいで都合良い言葉「M&A エム・アンド・エー」に騙されてはいけないのです。
「我が社は、M&Aしたのです」ではなく「我が社は、敵対的に買収されたのです」
では、印象がだいぶ違うのではないでしょうか?
こちらは合併したつもり、先方は買収したつもり、という認識の差が生まれる余地がある言葉です。
このニュースを見て、なんとなく理解しているカタカナ(英語)に踊らされないよう、少しでもサポートできたらと思いました。
「カタカナ語の謎」を書こうと思ったきっかけの1つです。
* まとめ
私たちは、日本語に翻訳するのが面倒なのか、それとも諦めてしまったのでしょうか?
日本語の意味がわからないカタカナは、これからますます増えるであろう思います。「カタカナ」を学び続けなければ、日本語でのコミュニケーションが危うくなってしまいそうです。
そんな心配をしながら「カタカナ語の謎」を綴ります。
ここでは、わからないカタカナを見つけた時、その解釈を調べ綴ります。言語の専門家ではないので「そう言えば!」と思ったカタカナがあれば、読んでみてください。